aiko's Another World Creation&Expression

あたしの祈り

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どうかどうか

あなたの傷は古いものだって
あなた自身を責めないで下さい

どうして今更古傷が痛むのって
あなた自身を責めないで下さい

あなたがあの時自分でも分からずに
あなたの傷を飲み込んだことで
あなた自身を責めないで下さい

傷を飲み込むとできる傷を
また飲み込もうとして
同じ様な傷を繰り返したことで
あなた自身を責めないで下さい

平気だったはずなんてないのに
平気に思おうとしてしまうほど
あまりに強くそう思おうとして
結局自分まで騙してしまうほど
怯えきっていた可哀想なあなた

やっと傷が見られるようになったね
自分で思っていたのと違うでしょ?
ほら、あなたの傷は古くなんかない

あなたが飲み込んでしまった傷の
麻酔がやっと切れてきただけ
あなたの傷の痛みを消す代わりに
あなたをずっと蝕んできた
麻酔が急に切れたものだから
意外な痛みにびっくりしてるのね

あなたが思おうとしていることと
あなたが本当は感じていることと
違う声がどこかから聞こえてきて
あなたが動かされてきたことを
他の誰もが知らなくても
あたしはよく知っているから

あなたのものとは違う声が
本当のあなたのものとは違う
だけど確かにあなたの中にある
あなたを嘲笑し追いつめる
あの声がどんなに怖いものなのか

あの声に突き動かされるうちに
気がついたらあなたではない者が
あなたのように喋っていて
みんながそれをあなただと思っていて
あなたにも自分とあの声のどちらが
あなたなのか分からなくなってしまうのが

どんなに怖いことなのか
どんなに理解されないことなのか

他の誰にも分からなくても
あたしにはよく分かるから

どうかどうか

もうこれ以上
あなた自身であなたを傷つけないで

あなたがどんなに華やかに見えても
あなたがどんなに恵まれて見えても
あなたのあの声がどんなに不可解でも
あたしとあの人だけは
あなたの傷を否定しないから

もしもあの人の声が聞こえないなら
あたしがいつでもあの人の代わりに
あなたの傷を丸ごと肯定してあげるから
あの人の声があなたに聞こえるその日まで

どうかどうか

あなたをあなたによって
暖かくつつんであげてください
あなたの内にあの人の声を灯すことで
暖かくつつんであげてください
あなたの内なる声をあの嘲弄の声ではなく
どこまでもあなたと伴にある
あの人の声に変えていくことで

どうかどうか

あなたをあなたによって
暖かくつつんであげてください
ずっとずっと昔から
あの人の愛につつまれている
これまでもこれからも
あなたの他にどこにもいない
たったひとりのあなた自身を

どうかどうか・・・

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