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いつものようにいつもの路を私は歩いていました。 路にはたくさんのゆきが残っていて、足下の空気を冷たくします。 ゆきは空気を冷蔵庫の中みたいにします。 どんな空気かというと、子供の頃入った、花農家のおばあちゃんちの お花用のおおきな冷蔵庫の中みたいな空気です。
空気が冷たいので私は急ぎ足で歩きます。てくてくてく。
下を向いて歩いている私を、ちいさなむっつの瞳が見ています。
コルク栓の瞳はおおきな蛙さんのものでした。
蛙さんとお地蔵様に見つめられて私の脚はとまります。
ふと振り返ると後ろにはこじんまりした小料理屋さんがありました。
空気が冷たいうちに。きっとこのお店に行こうと決めました。
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