ときどき、不思議な光景の夢を見ます。
見る夢は音のない夢。あっても耳で聞いているという感覚のない夢。
ただ色の方はたいがいフルカラーの夢。くらくらするような極彩色のことも。
その割に、意識がただあるだけで自分がそこにいるという感覚はあまりなかったり。
たとえば、海を真下に控えた断崖絶壁の上で自転車で立っている夢。
風もない晴天の日。岩肌と空の青と海の青だけの視界。
私は自転車のまま静かな海に落ちていく。
海に落ちると熱帯魚のような天然色の魚達が夥しい数で向かってくる。
魚達が私に触れる寸前、私は泡になって海中の中にまでさす日光と混ざる。
浅い海中からみた空と日の光だけが視界に広がって、そしてブラックアウト。
夢はここで終わる。
もう一つ、共通する雰囲気を感じる夢。
擂り鉢状になった、屋根のないホールみたいな場所の客席に一人で立っている。
客席には安っぽいプラスチック製の椅子が備え付けられている。
オレンジや黄色や青、どれも塗り立てのペンキみたいな色。
様々な色が毒々しいくらいで目眩がしそう。
不意に、プラスチック製の椅子が「変質」する。
光沢とぬめりを帯びて魚の鱗のようになってくる。
鱗達は繋がって輪の状態。頭と尾のない胴体だけの輪になった巨大な魚。
極彩色の魚はウェーブの様に動き出す。
ウェーブが動くにつれ、擂り鉢の角度はだんだん高くなる。
とうとう、擂り鉢は球になり私は閉じこめられる。
最後の光が届かなくなり、毒々しいまでの鱗の色も見えなくなりブラックアウト。
やはり夢はここで終わる。
別にそうしょっちゅう見る夢というわけでもない。
けれど、どちらのイメージも私の中にとても鮮烈にある。
できれば絵に描いてみたいけど、ちょっと画力が追いつきそうにないので
まだ挑戦はしてないのだけれど。
夢判断したら、どんななんだろ。
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