そうこうするうちに、とうとう、赤ちゃん妖精達が初雪とともに
はじめて地上に降りる日がやってきました。

高い高い雲から、地上に降りるまでの間、妖精達は賑やかにお喋りします
「外の景色ってどんなかなー」
「生き生きしたものってなんだろねー」
まだ見ぬ地上への期待、もうすぐそこの地上への期待で、妖精達は興奮気味。
その中でもとりわけ元気な羽ちゃんという赤ちゃん妖精は
「僕は絶対見つけるよ!僕が創るの、絶対一番元気に動くからね!」
自信満々。早く地上に着こうとばたばたしています。
「羽ちゃんてば、そんなに急ぐと、生き生きしたもの見つける前に
地面に着いちゃうよー」
他の妖精達に笑われて、羽ちゃんははっとして、今度は顔を真赤にして手を
じたばたして必死でふうわり風に乗ってゆっくりと降りていこうとするので
した。

そんなふうに妖精達はぐんぐん地上へと近づいていきました。
そしてとうとう、地上の生き物たちが見えてくるところまで降りてきました。
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