初読みの著者。これも知人のネット書評が気になって図書館で借りてみた。
ある家族の再生の物語か。
母親と娘の葛藤って、辻村深月の「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」なんかでも執拗に描かれたりしてるが
本質的に男性には分からんものなんだろうと思う。
恩田陸の「まひるの月を追いかけて」「蛇行する川のほとり」なんかもそう。
この一家のように、やり直せる家族と、崩壊してしまう家族と何が違うんだろう。
川越のお祖母ちゃんの存在? 拠り所になる人がいてくれると言うのは力強いことかも。
底流にややご都合主義を感じるものの、サラッと読むには良い1冊だったかもね。
*初読みでは無かったね。前回も読後の感想ツイートを作者にリツイートされたんだけど、今回も。
まめに感想をチェックしてくれてるのだろうか。そういう時代なんだね。