共鳴

堂場瞬一・中公文庫

元刑事の祖父と、引きこもりの孫の凸凹コンビが町の家族の問題を解決していく。
そんな物語が軸なんだけど、どうもこの刑事OBの主人公が無敵キャラすぎちゃって鼻につく。
いくらなんでも、ここまで縦横無尽のジョーカーの様には振る舞えないでしょ。

序盤の焦点である鴨宮飯店も、終盤は存在感が薄いし
逆に小川ガソリンスタンドは中盤で急に出てくる。
田口家と麻生家が類似ってのも、なんだか無理くり感がある。

堂場瞬一の作品とは微妙に好みが合わないんだな。
将のネット仲間が実は父親でした、って推測したけどハズレ。結局何者かは分からない。

(15/03/10)


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