史上最強の大臣

室積光・小学館

史上最強の内閣の続編。すかさず図書館で借りてきた。
ラストでまた泣かされる。
新門さんの最期は想像ついた。まあ、19章のラストがフェアだったからね。
「全団連」森野さんや、沢村父娘など、読み返したらそう言えばそんなキャラもいたねぇという感じ。
教育問題に、かの国の世襲イベントと言い、考えるとてんこ盛りなんだよね。この1冊に。
今回、堀越さんは嫌われ役を背負ってしまったけど、
メディアが風見鶏となって世論と一斉に歩調を合わせている様じゃダメだよね。

ナマズの与田首相に引き継がれてしまったという事は、この世界ではあの地震は起こらないのかな。

今年は奇しくも節分が2月2日という珍しい年。
作中で検討されていた暦も興味深かったけど、この場合も春分の日や秋分の日は若干ずれるのか。
3勤1休だと祝日が入ると、しょっちゅう連休みたいになるね。

また、ちょうど今朝ミャンマーでクーデターが起きちゃうような現世界。
シンちゃんは、この世にはもういないけれど、パラレルワールドでは弟を打倒して
師の薫陶を活かして世の中を変えられるかもしれない。
第3作は「史上最強の将軍」で決まりだな。

(21/02/02)


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