本屋のPOPでずっと話題に挙がっていたのだけど、図書館ではどうしても見当たらずに溜まらず購入。
広瀬正「マイナス・ゼロ」や、高橋たか子「誘惑者」のように昭和のクラシック作品。
今では伊坂幸太郎あたりがお手の物の章別の時系列トリックを、40年以上も前にやってのけた発想力は
当時は分かりにくさと捉えられたりもしたのかな。
何度も改稿を繰り返して、復刻して今に至る。メルクマールな1冊なのだろう。
当世のミステリというカテゴリーよりは、昭和の推理小説というのがしっくりくるかな。
読んでおいて良かったとは思う1冊から2015年の雑感がスタート。