崩れる

貫井徳郎・角川文庫

副題が“結婚にまつわる八つの風景”ということで、結婚式前に駆け込みで読破。

当人初の短編集と言うことで、色んな切り口を四苦八苦されたと後書きであったが、やはり構想力のある作家さんは長編で唸りたいね。
短編集はアイディア集でダイジェスト編って感じ。

『私に似た人』みたいに登場キャラクターが連環してるのかな?とかも思ったけど、そこまでは無かった。
時代の先取りという慧眼ぶりには、やはり舌を巻くのだが、どっぷりと一つのテーマを突き詰めてみて欲しい。

(16/05/09)


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