何だか不思議な一冊。舞台設定が現代の日本とは思い難いのだが。
急にシブヤがどうとか言われてもリアリティがね。
いっそ海外を舞台にしてもらった方がすんなり落ちたけどね。
NHK-FMの青春アドベンチャーでラジオドラマ化されたいたみたい。
残念ながら2月に放送は終わってしまっているのだけど、この話をどうやって
ラジオで伝えたのか。ドンパチの部分も、食の部分も音だけで伝えるのは大変だ。
これってミステリーなんだか、サスペンスなんだか、ノワールってカテゴリーなのか。新堂冬樹に近いかな。
新しいジャンルだから大藪春彦賞と日本冒険小説協会大賞のW受賞だったのかな。