秋期限定栗きんとん事件

米澤穂信・創元推理文庫

小市民シリーズ3作目。
法事に向かう新幹線の中で読むために図書館で借りて読了。

小鳩くんにも、小山内さんにも新しいパートナーが現れ、季節も巡り、堂島部長は引退を決める。
堂島って、なんて大人なんでしょう。瓜野への目配りなんて高校生レベルじゃないよな。
その堂島から「お前は小市民なんかではない」と言われる小鳩くん。

連続放火事件は、友達思いの氷谷が新聞部の瓜野へネタ供与のために犯行を繰り返してるんだ!
と推理したのだけど…
え!
小山内犯行説?
いや〜、随分ダークなヒロインに墜ちたものだね、小山内さん。

夜中の公園でその小山内は瓜野、小鳩と続けて対峙し、真相が明らかになり
小鳩くんと小山内さんの二人の互恵関係は復活する。
残り半年の高校生活。仲丸さんの出番はあるのか?
堂島部長と年下の彼女(北条かすみだっけ)の恋の行方は?

次の冬のスイーツはなんだろう。
マロングラッセと栗きんとんを用いた恋愛の喩えは今一つ分からなかったが、
最後は甘ーく終わるのかな。

(10/09/23)


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