陽気なギャングの日常と襲撃

伊坂幸太郎・祥伝社文庫

あの4人のそれぞれのエピソードが絡み合って1つの物語が出来上がる。
「ラッシュライフ」なんかもそんな物語だった。

前半の各エピソードには伏線が散りばめてあり
後からなるほどあれか、と頬が緩む。

成瀬が良子を救う動機が乏しいと思ったのだが、
ボーナストラックを読んでこう考えた。
悪党たちも偶には善行を積むことで世界の均衡を保とうとしているのだろう。

大田や小西は今も横浜で徒労に暮れてないと良いけどね。

(10/11/14)


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