ジーン・ワルツ

海堂尊・新潮社

いつまでたっても「アリアドネの弾丸」が借りられないので、こちらから。

NHKドラマ「マドンナ・ヴェルデ」を見ていたので、ストーリーに一喜一憂はせずにサクサク読み進む。
エンディングは多少違ったけれどね。ドラマ版よりは主人公たちに課せられた使命は重い。
「ジーン・ワルツ」でここまで書いた上で、山咲みどり視点で「マドンナ・ヴェルデ」を書いたと言う事なのかな。
「マドンナ・ヴェルデ」も図書館で見つかったら借りてこよう。
菅野美穂が主演している映画版「マドンナ・ヴェルデ」も要チェックかな。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」「ナイチンゲールの沈黙」も同じ時間帯を並列で書き切った手腕の持ち主だからね。
こういうのが好きなんだろうな。作品群でキャラクターも重なり合っているし。精緻な桜宮ワールドで
医療現場の問題を痛烈に批判していると。
たとえば、作者から見て自民党から民主党へ政権交代して何か激変ってあったのだろうか?

DNAは塩基の組み合わせ(トリプレット)で決まる。これを生命のビートが3拍子=つまりはワルツ、と評したあたり素敵でした。

(11/09/25)


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