ずっと読みたかった本のリストに入っていたのだけれど、図書館ではとんとお目にかからず。
痺れを切らし、角川ホラー文庫を購入。
しばらく積ん読になっていたが、ようやく順番が回ってきたよ。
じわじわ怖い、この感覚悪く無いけど、如何せんオチも無くただ怖い。
文鳥を殺したのも、玉緒がケガしたのも、霊的なもの。
それでおしまい?
幻の地下街も、あまりシナリオには絡まなかったし。
むしろ昭和の終わり、バブルが弾けんとする往時の、手放すに手放せないマイホームへの妄執を皮肉ったと言う事なのかな?
日野日出志の「はつかねずみ」と底流は同じなのかも。
もっともアレは敵が明快だったけどね。