町長選挙

奥田英朗・文春文庫

以前図書館で借りて読んだ事があったのだが、この度会社の先輩から借りて再読。
伊良部シリーズ第3弾。

1話目はナベツネの、2話目はホリエモンのパロディ。
2話目の「子供が天使なんてうそだ。半分は悪魔だ。
このフレーズが気に入った。さもありなん。本編とはさほど関わりが無いだろうけど。

3話目は特定の誰かではなく、セレブタレントへの警鐘なのかな。マユミちゃんがいい味出してます。
4話目は治外法権の離島で、民主主義へのアンチテーゼ。
外聞を気にしない伊良部先生の生き方は羨ましくもあるけれど、それも彼が持てる者だからこそ。
現実はそう甘くないので、地道に生きるしかないよね。時にこんな本を読んでスカッとする程度でさ。

(09/05/24)


茶色い本棚(国内作家)へ戻る

私の本棚へ戻る

タイトルへ戻る