「史上最強の内閣」が取り上げられ、図書館で別の作品を見かけたので手に取ってみた。
「都立水商!」の作者でもあるんだね。借りてみよう。
マーダーライセンスってコンセプトは、特別なものではない。
小森課長が言う、痛みを知った上での制裁みたいな件は
「ジュラシック・パーク」の中でマルカム博士が語る武術の達人の話に似ている。
自省ができるかどうか、ってハナシね。
尊敬と一緒に軽蔑を教えるべきだ、と言うのは使えるな。
なるほど、目からうろこ。
誉められない行いをする大人たちは、たとえ咎める者たちが無いとしても、軽蔑をもって贖わされるのだ。
奥さんが実は!と言う小さなストンは効いた。
でもラストの締め方は物足りないな。
KSCはこの後、どこまで肥大化して、そして崩壊するのだろう。
それはまた別の物語で書かれるのだとしたら、ぜひ読まなきゃな。
また図書館で本棚を探してみよう。