やっぱり回りくどさを感じる。これが米澤テイストだと割り切れば楽しめるのか。
○やるべきことなら手短に
読んで初めて分かった。これ、古典部シリーズ第四弾だと。
でも短編集だから、本編を知らなくても何とかなるだろう。
道尾秀介の真備シリーズも、そんな感じで先に短編読んだ事あったな(これ感想になってないな)。
○大罪を犯す
すわ「セブン」か、と思いきや。省エネ。
脊髄反射でしゃべっているホータロー。
気持ちはよく分かるぞ。
○正体見たり
ホータローの姉や、里志の妹は本編で出てくるのだろうか。
興味深いキャラ設定だけど。
○心あたりのある者は
偽札事件の方が気になるけど、それは本編で語られているのか?
千反田の「きなの匂い」には笑った。
国語審議会が確かに怒りそう。
○あきましておめでとう
「正体見たり」の“袋のネズミ”のエピソードが伏線になっているあたりはお洒落。
○手作りチョコレート事件
よく分からん。
だけど、恋愛って当人同士以外には、なんだかよく分からんものだからな。
当人同士で上手い事やってください。
○遠まわりする雛
千反田の決意表明と、ホータローの内に秘めた決意。
男なんて、いつだってそんなものか。
どうしたものか、古典部シリーズが図書館に所蔵されていないのか予約検索にヒットしない。
先に小市民シリーズを予約しているけど、順番待ちがいつになるやら。
「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」を読み終えて再読。
物語の中の時系列としては、
「氷菓」・・・入学直後〜8月
やるべきことなら手短に・・・4月末
大罪を犯す・・・6月
正体見たり・・・8月
「愚者のエンドロール」・・・夏休み終盤
「クドリャフカの順番」・・・神山高校祭
心あたりのある者は・・・11月
あきましておめでとう・・・1月
手作りチョコレート事件・・・2月
遠まわりする雛・・・春休みの4月