久しぶりに行った図書館で5冊まとめ借り。最初に読んだのは、やはり米澤穂信。
そして期待を裏切らぬ安定感。短編集だったのね。この短さの中に、十分にストンを入れてくれる。
恩田先生のアイディア集のような短編集とは一味違うぜ。
●夜警
木を隠すには、森の中。●死人宿
謎は解けた訳では無かった、後味の悪さ。●柘榴
母娘とはいえ、女性同士。●万灯
長者の万灯より貧者の一灯だっけか。これもストンの仕掛けが良かった。●関守
私はこれが一番気に入った。この短さでしっかり落とした。ホラー感も良い。●満願
表題作と言う事は、作者は一押しか?でも、これはやや我田引水。あの掛け軸がそこまで?
もうね、チャイとかコーヒーとかうかつに飲んじゃ駄目ね。
このダークな感じの米澤穂信カラーに外れ無しだな。満足、満足。