皆神将冶 6代松月。瑞祥庵の房主。染色体異常のため子種が無く2年前に美緒と離婚。茉莉が隆三を殺害し出奔したと思い込んでいた。 皆神茉莉 将冶の妹。隆三と結婚するつもりだったが、先代松月から二人の子を瑞祥庵7代松月とすることを条件とされ、それを思い悩んだ隆三が窯で焼身自殺したと思い込む。彼を救おうとした折に顔に酷い火傷を負う。瑞祥庵を出奔し独りで摩耶を出産。瑞祥庵に戻る事も考えたが、適わない事を知り自殺。 韮澤隆三 瑞祥庵の仏師の一人。松月に仏師としての腕を見込まれたり、茉莉との仲が進展する事を妬まれ、先任の岡嶋、魏沢、鳥居らによって殺害され、窯で遺体を焼かれる。 先代松月 将冶と茉莉の父。今は離れで隠遁生活。 唐間木 庭師。慈庵住職とは幼馴染み。岡嶋らの犯行を知っていた唐間木は警告のためウズサマが血を流す様に仕掛けを施したが、それが結果的には摩耶の殺意のきっかけになった事を悔いてラストで自決。 慈庵 瑞祥寺の住職。摩耶の犯行現場に出くわし、犯罪の隠蔽に手を貸す。 岡嶋聡一 瑞祥庵の仏師。摩耶によって父の敵として殺害される。道尾が訪れてから1人目の犠牲者。 魏沢良治 瑞祥庵の仏師。摩耶によって父の敵として殺害される。道尾が訪れてから2人目の犠牲者。 鳥居伸太 瑞祥庵の仏師。摩耶によって父の敵として殺害されそうになった。 野方摩耶 瑞祥庵の仏師。乾漆担当。韮澤隆三と皆神茉莉の子。野方家に養女に出されるが、母親の死を知り瑞祥庵にて仏師の道を選ぶ。その後、実の父である隆三が岡嶋・魏沢・鳥居によって殺された事を知り復讐に手を染める。真備の説得で自殺を思いとどまり、逮捕される。 姫乃木 「エバさん」と呼ばれる住み込みの家政婦さんみたいな人。 桜川 タクシー会社のドライバー。 谷尾 刑事。東京出身で今は滋賀に赴任。 竹梨 刑事。東京出身で今は滋賀に赴任。