マスカレード・ホテル

東野圭吾・集英社文庫

真犯人はホテルの総支配人か。格的にも、当初からの登場人物という点でも条件を満たすぞ。
とそう推理した訳だが、見事に大ハズレ。

ヒントの出し方が、唐突で強引だなぁ、という印象が拭えないのだが、ホテルウーマン山岸と、新田警部補のコンビは
なかなか良かったね。終盤に緊張感が漲る中、山岸が空回りして政治評論家の情事をあからさまにしてしまった一件、
あの落とし前はどうした?新田へのヒントには都合よかっただろうけど、山岸のホテルウーマンとしての未来に汚点を残さなかったか?

既に次作「マスカレード・イブ」が文庫化されているシリーズ物の様だが、新田&能勢コンビの活躍が続くという事かな。
いろいろ積読が増えているので、「マスカレード・イブ」の順番が回ってくるのはいつかな。

(14/11/23)


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