夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦・角川文庫

図書館戦争みたいなベタ甘かと思ってたんだが、
すれ違いまくりのシュールなお話。どっちかったら町田康の「きれぎれ」みたいなノリを感じる。
何だか不可解なファンタジー世界に陥る場面もあるのだけど、恩田陸の悪ノリで大抵の世界観には耐性ができてるので大丈夫。

舞台は昭和初期なのか? と思っちゃうくらいに現世から浮世離れしてる登場人物たち。
最終章でメールを打つシーンが無ければ、私は昭和初期の物語として理解したいくらいだった。

解説にもあったけど以下のセリフ最高。
「諸君、異論があるか。あればことごとく却下だ。」
「恥を知れ!しかるのち死ね!」

最後はちょっとご都合主義な気もするけど、第三章で既に自虐的に? それすら語られてるしね。
二人に幸せが訪れますように。なむなむ。

(09/02/13)


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