今回のテーマは “幸せって何だ?”。解説が面白かった。
前作に続いて村上と芹沢を軸に物語は進むのだが、
1話1話ゲスト出演(?)するキャラクターがホントいい味出してる。
辞めさせたい典型的ダメ上司と、辞めさせたくないエース。
自分が可愛かった生保社員に、就業態度に問題のある天才エンジニア。
世間体よりも親の心証よりも愛を貫いた消費者金融マン。
温泉街でくすぶり続ける娘。
船頭と癒し系。
そして気が付くのはリストラ対象者が自分の年齢とあまり違わないんだって事。
つまり決して他人事ではないんだ、この手の話。
例えば今、「これを機会に、新しい外の世界にチャレンジされるのも一考かと思われますが」
なんて言われたらどうするだろう。
転職に限らず、社内の異動とか配置転換とか、大なり小なり変化に耐え得るだろうか。
真に仕事が出来る人間は環境に拘らず結果を出すんだろうな。
NHK土曜ドラマでは、この2冊のどのエピソードを扱うのだろう。
高橋社長が堺正章はイメージ大違いだけど(もうちょっと若いイメージ)、
村上=坂口憲二、芹沢=田中美佐子は良いコンビかも。
やっぱり頼れる年上女性も悪くないな…