カササギたちの四季

道尾秀介・光文社

これが品川区の図書館で借りる最後の1冊と言う事になるのだろう。
双葉図書館で予約し、大井図書館で順番待ちに辿り着いた。

道尾・真備・凛の3人組を彷彿とさせる華沙々木・日暮・南見の3人組の物語。
米澤穂信にも古典部シリーズと、小市民シリーズの2パターンあるし、作家はそう言うの好きなのかな。
中学1年生の割には何処にでも、何にでも、首を突っ込み過ぎだぞ、南見菜美ちゃんよ。
明智探偵の下に出入りしてた小林少年みたいだ。

四季と言うだけあって4編の短編連作なんだが、いずれも華沙々木が珍探偵として迷推理を披露し
南見のヨイショを叶えるために日暮が奔走するスタイルになっている。
まぁ、暗くはないし、平和だけど、面白みや満足度は今一つ。
連作なら「光媒の花」の方が私好みだった。

(11/11/24)


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