第1章 遠沢正文 かつて父親の不倫相手と知らずに恋をして、父との関係を知って殺害してしまう。父はそれを知り自殺。 遠沢塔子 正文の母。旦那と息子の行いを全て目撃していた。現在は痴呆症が進んでいる。 第2章 僕 第1章では探されない隠れ鬼をしているところを正文に見られている。知佳にイタズラをした田沢を殺したと思い込まされる。 知佳 僕の妹 第3章 私 第2章で田沢を殺害した真犯人。 サチ 私の中学時代の同級生。父親が出奔した後、生活のため母親の男の相手をさせられていた。 第4章 大人になったサチ 牧川 サチの隣人。娘から貯金を当てにされたため、盗難にあった狂言を。 由希 牧川の孫娘。両親の離婚が自分にあると言うトラウマから耳が聞こえなくなり、快方後も病気のフリを続けていた。 第5章 亮 第2章で兄妹の前にコンクリート片を落っことした輸送業者。 亮の姉 小学校教師。体調を崩して入院している。弟と母の不仲を案じている。 第6章 亮の姉 遠沢印章店に行く途中に、第2章の「僕」との会話。遠沢印章店で塔子を負ぶっている正文。 木内朝代 幼い頃に両親を事故で亡くし、叔母に育てられている。叔母の結婚に当たり忸怩たる思いがあって時岡家の飼い猫に石を投げる。 ■ちなみにこの時点で読了の道尾作品の復習。 真備シリーズ 愛する妻を失くした真備、姉を失くした凛。 「背の眼」息子を失った歌川春芳の犯した殺人。 「花と流れ星」 「骸の爪」自分の誕生に際し、父が仲間から殺された事を知り復讐する物語。 「向日葵の咲かない夏」生まれてくる妹を流産させてしまったミチオ君。 「ソロモンの犬」 「ラットマン」自殺か事件かを巡るトリックが主眼だが、血の繋がらぬ親子姉弟関係など。 「シャドウ」田地により辱めを受けた母を亡くし、父の心は壊れてしまう凰介。やはり田地により辱めを受けた亜記と、心中しようとして己のみ死んだ恵。 「片眼の猿」男性嗜好、障害を持つ探偵チームの皆。 「鬼の足音」 「カラスの親指」家族に死に別れたモノたちが徒党を組んで銀行強盗するんだっけか。 「龍神の雨」溝田家の、血の繋がらない後妻と兄妹。添木田蓮の父殺し。 「球体の蛇」幼馴染みのナオの姉、サヨの死にまつわる事実を巡るミステリ。サヨを殺したのは友彦の態度なのか、智子のせいなのか。 「プロムナード」