スクープ

今野敏・集英社文庫

テレビ局を舞台にした、破天荒な報道マンの奮闘記。
私もテレビ局に出入りする業者の一人として、放送業界の端くれを自負しており
身内ネタのように楽しめた。

布施が憎めないキャラとして描かれ、対する持田がどこか鼻につくのは
布施は自分の出来る事、出来ない事を分かっているからだろう。
だから必要以上の事は黒田に任せる。ギブ&テイクが成り立っているので
黒田も邪険にばかりはできない。
プロの仕事だね。

ご都合主義な部分は否めないけれど、まぁ、そこは物語なんだから良しとしよう。

(14/2/15)


茶色い本棚(国内作家)へ戻る

私の本棚へ戻る

タイトルへ戻る