短編集なんだけど、どれも下らない… しかし、恩田陸が「三月は深き紅の淵を」や「木曜組曲」で作家をテーマに小説を書いた様に、 作中で生まれる小説はどれも読みたくない小説ばかりだけど、 それをこうして読ませる作品に仕立てあげる手腕は見事なエンターテナーだ。