うーん、噂ほどではなかったな。
これってミステリーなんですかね。「このミステリーがすごい!03年版」で第1位の作品なんですよね。
ネタバレで恐縮ですが、強いて言えば伏線って息子の死因でしょ。
うーん、そんなに深いか?
一つの事件を警察・検察・報道記者・弁護士・裁判官・刑務官の視点で書き分けた技術と言うか
発想は評価できるかもしれないけれど、それで?
じゃぁ、例えばあの後の中尾の苦労は?植松は拍子抜.けした会見を行ったんですよね。
個人はちっとも救われてない。
大勢の人間を総動員して空白の2日間を盛り上げた割には、
さほど落差の在る「オチ」では無かった様に感じますが。
とは言うものの、映画で見てたら
森山直太朗の音楽に心打たれて泣いたかもしれませんがね。
本ではイマイチだな。次第に残りページが少なくなるにつれて、
これはヤバイぞ。とは思ってましたが。
うーん。正直期待外れな一冊となってしまった。
と思ったものの、映画を見てもイマイチでした。
森山直太朗の歌もラストにしか流れないんだもの。
ま、いろいろ豪華キャストの競演ではあったけどね。