図書館への返却期日当日の午前中も駆け足で読了。
「桐島、部活やめるってよ」の原作を読みたくて図書館で探したけれど、替わりに借りられたのがコレだった。
主人公は一応ハルなんだろうけど、物語の視点が同じセンテンスの中でもパラパラ切り替わる。
「桐島」も同じ様な書き方なんだろうか。いろんな登場人物の視点から物語を組み立てるのが
この人の手法なのかな。悪くないんだけど、たまについていくのがしんどくなる。
ハルたちが柔道から転向するのは、タイトルからすぐ分かる事ではあるのだが
まぁ、思うのはウォーターボーイズだよね。
チアの技を文字だけで表すのは大変だ。
表紙見返しの部分に挿絵を入れてくれているおかげで、頭の中にイメージは湧き
躍動感は伝わってきた。
メンバーそれぞれの葛藤、叱咤激励など、友情・スポ魂のテイストもほどほどだし、
千裕のエピソードはまんまとやられて痛快。小技も効いてて上手かった。
それから晴子が、カズのお婆ちゃんが、さくらがどうなったかは、また別の物語と。
読了後、YouTubeで男子チアを見てみたけど、やっぱりすごかった。
あの笑顔の一つ一つに、こんなドラマが潜んでいるんだろう。
青春バンザイ!!