■理帆子と別所あきらとの遭遇■
出会いは誰も居ない図書館だからOK。
2度目が教室の廊下で。ほかのクラスメートたちはほとんど反応しない。ほとんどって…
それに幽霊相手に会話してたら、おかしいでしょ。噂されないと断言するのも自分が幽霊だからか。
プレゼントを渡したい相手は、もちろん汐子ね。
みんなが帰った教室が3度目。これは誰も居ないからOK。
でもアクセサリー買いに行った店は? レストランは?
4度目は芦沢光写真集を出版したいと言われた直後の病院で。
松永とも遭遇。なるほど、松永は別所に挨拶しない訳だ。見えてないんだから。
5度目は早退した昼間の電車の中で。郁也も一緒に見かける。郁也のマンション前で合流し、一度帰宅してから理帆子の父親(=別所)のカメラを持って街中へ。
(ちなみに理帆子が車内で見かけた母子は「ぼくのメジャースプーン」のチカコと史緒なのかな?)
6度目は駅前から学校の屋上へ。写真を撮りながら、別所が汐子を好きになったエピソードを語る。
7度目は夜通し看病した病院で。誰かが亡くなった夜。
最後はドラえもんさながらに、理帆子のピンチに際して秘密の道具を片手にやって来た。

■芦沢光=別所あきら■
別所あきらの母方の祖母が入院。
別所あきらは、友人である松永の私生児である郁也の面倒を見ていた。
芦沢光は、婿養子で別所家から芦沢家にやってきて芦沢邸に住んだ事を、別所母と揉めた。
芦沢光の父は会社の若い子と駆け落ちして出て行った。出て行かれた母と揉めたのか。
父に出て行かれた【被害者】別所あきらだが、その後自分(芦沢光)も出て行くから【加害者】でもある。

  =入院している祖母
  ↓
失踪した父=揉めた母
     ↓
    芦沢光=芦沢汐子
       ↓
      理帆子

■理帆子のSFシリーズ■

芦沢理帆子少し・不在 ⇒
すごく・f(フォルテ)⇒
Super・Flight
現実感の薄い、醒めてる高校2年生。後の2代目芦沢光
別所あきら少し・不健康 ⇒
 少し・フラット
被害者でもあり加害者でもある、理帆子の目の前に現れた父の幽霊。郁也には呪いであり祈りを掛けた。
父(芦沢光)少し・藤子先生5年前(理帆子が小6の時)、闘病中に失踪。
母(芦沢汐子)少し・不幸理帆子が中3の時に癌の闘病生活が始まる。
カオリ少し・ファインディング理帆子に合コンをオファーする女子大生。
美也少し・フリー ⇒
 少し・フレンドシップ
頭の悪い今風な女子高生。
若尾大紀少し・不自由 ⇒
 少し・腐敗
理帆子の元彼。
加世少し・憤慨立川を疎む生徒会長。常に敵を求めて闘うのは実はドM体質?
立川少し・不安浮いてる女の子。理帆子だけが頼み。新聞部の先輩に恋してる。
松永純也少し・不完全世界的な指揮者。中学生の娘・詩織がいる。理帆子の父に恩義があり、芦沢家の生活を支える。
宮原くん少し・普通J2の選手。恐らくヴァンフォーレ甲府=江府がモチーフ。
松永郁也少し・不足口が利けない小学4年生。ピアノが堪能。ふみちゃんと話し方教室のお友達。
久島多恵少し・フレッシュ郁也の面倒をみる家政婦。


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