最悪

奥田英朗・講談社文庫

奥田英朗の2作目の様だけど、読んだ順番から伊坂幸太郎の2番煎じの様に思えてしまう。
今となれば、この厚さの半分でこのエンターテインメントを供出できるのではなかろうか。

今回、共感したのは追い詰められた川谷が、いっそ銃で撃たれて被害者になれたら良いと思うシーン。
そう、そうなんだよ。社会人2年目の頃は、毎日が新しい問題と直面して必要以上に悩んで疲れて
あー、軽く交通事故にでもなれば逃避できるのに、なんて思った時期あったのを思い出した。

解説によれば、映画化もされたそうだ。出来はイマイチだったみたいだけど。
機会があれば見てみようかな。

(10/04/21)


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