家栽の人

毛利甚八 作・魚戸おさむ 画・小学館

心温まる話ですよ。読むきっかけは中学校の時に通っていた塾の友達が
「家栽の人」読んで法曹界を目指すと言った一言です。
読み始めたのは、高校の時なんだけどさ。でも、こんな人がいたら良いけどさぁ。ねぇ。

基本的にハッピーエンドで終る話だからね、性善説にたったマンガだね。
これを信じちゃいけないよな。世の中そんなに甘くはないと思う。
良いこともあれば悪いこともあるでしょう。作者である、毛利さんとかは
犯罪の低年齢化や、この前の事件をどう思っているのでしょうね。
そういった問題をモチーフに、作品を描いてもらいたいな。

実名報道の是非について論じた回もありましたね。確かに実名報道は
誰のためなのでしょうか? 加害者の家族・親族まで普通の生活をおくることが
難しくなりますし、社会的制裁はマスコミが下すべきものなのでしょうか。
地域的には、マスコミの報道如何にかかわらずに知れ渡るでしょうしね。
それで十分だと思うのですが。

先日、某新聞のマンガに佐藤孝行氏を「受刑者の希望の星」と皮肉ってましたが
やはり、犯罪歴が有るというのはその後の人生を決めるんですね。
ちょっと話が逸れたかな?

(97/10/19)


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