地政学の論理 拡大するハートランドと日本の戦略

中川八洋・徳間書店

かなり偏った主張で、口述筆記かと思わせるような読み辛い筆致だったり、気になる点は多々ある。
著者の肩書きが無ければ、ただの暴論としか読めないのだが、肩書きのお陰で識者の見解って事になるので不思議。
ロシアと中国をハートランドに見立て、シーパワー・日本の仮想敵として様々な主張が述べらている。
親ロ派を徹底的に糾弾する、そのエネルギーは凄まじい。訴えられたりしないのかね?

「地政学的リスク」と言う用語の理解を深めたくて始めた、私の中の地政学ブームなのだけど
やはりマッキンダーが中心にある事は間違いないんだね。
またちょっと違った文献を当たってみようと思う。

(11/06/08)


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