パンデミック・ウイルスが話題の昨今、この本を思い出した。
私が学生の頃も映画「アウトブレイク」とかで、この手の病気モノが流行ったのよね。
読み返しながら、村上龍の「ヒュウガ・ウイルス」を思い出す。
ウイルスって点では、鈴木光司の「リング」なんかもウイルスを示唆した部分があった気がする。
ただひたすらに自己増殖を繰り返す。そこには悪意すらないのだが、そこに天意があるのか。
寄生者を殺戮してしまっては、自己増殖できなくなるため、ウイルスは通常の宿主を超えた時に猛威を奮う。
パンデミック・ウイルスが現実のものにならない保証などない。
往々にして最悪の事態とは、起こってみなければ気が付かないものである。
ゆうきまさみの漫画にそんなセリフあったよね。けだし名言。