ホルス・ライジング

ダン・アブネット・フェーズシックス文庫

ツイッターでウォーハンマー系の小説だと知り衝動買い。でも紹介文を読む限りバトルテックかトラベラーか、という感じ。
分かっていて購入して、読み始めたらそれはそれで面白かったから良し。帰らなかった週末に読破。
<混沌>と争うあたり世界観は地続きらしいが、系譜としては
中世の『ウォーハンマーFB』ではなくSFの『ウォーハンマー40,000』シリーズなのね。
今回は上巻のみで、良いところで終わってしまった。きちんと下巻も日本語訳が出る事を期待しよう。
本当はドラッケンフェルズを読みたくて仕方ないのだ。代わりとしては消化不良。
でも当分チャンスはないのだろうな。

(20/09/06)

■下巻を読んで
正直、下巻の存在を忘れかけていたのだけれど、偶然も手伝って上巻のおさらい含め読了。
通しで読むと悪くない。というか面白かった。やはり<混沌>と戦う物語でした。
余談ながら<混沌>と言えばM.ムアコックのエルリック・サーガ。これが今や劇画で読めるんだからね。こちらもシーズン続編を待望。
さて、大元帥ホルス。軍記モノとして兵同士の会話の深みと言うか、先任士官が後輩をからかうシーンなんて
なかなか和モノでは味わえない。例えば「イージスの盾」や「5分後の世界」などに、そういうシーンがあったとは思わない(比較対象として良いかどうかは別としてだが)
ネットで検索するとかなり壮大な世界観が広がっており、登場人物リストなんてものに手を出し始めるとキリが無さそうなので一旦ここで中座かな。

(21/09/13)


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