ハリー・ポッターと賢者の石

J.K.ローリング・静山社

一躍ブームのハリー・ポッター。
一説にはファンタジーの名作「指輪物語」を凌ぐとか。

さてさて、まだ映画は見ておりませんが、原作に関してはちょっと退屈でした。
7部作の1巻目としては上々かもしれませんがね。
ヴォルデモートとの対決が「賢者の石」での最高の見せ場だと思いますが
やや迫力に欠けるかなと。

それと、前半部分のダーズリー一家とのやりとりも やや長すぎるきらいが。

当世風ファンタジーなところが小さい子にもうけるのでしょうね。
私なんかだと、やっぱり「指輪物語」の中世ファンタジーの方が 好きですな。

世界観はともかく、愛すべきキャラクターには拍手喝采です。
ダンブルドア校長の茶目っ気には頬が緩むし、
決まってお目付け役のマクゴナガル副校長。
でもルール変えて ハリーをシーカーに採用しちゃうとこなんかやっぱりお茶目ですね。
スネイプ先生も実は…だし。

ハグリッドをはじめ愉快な仲間たち(?)のロンとハーマイオニーの3人組も素敵ですね。
しかし一番美味しいのはネビルだよね。
最後の10点加算のシーンは良かった。

怒涛のように読んでしまったって事は
やっぱりハリー・ポッターの世界に十分引き込まれたって事でしょうか。

しかしこのブームも7部完結までは持たないような気がするのは 私だけ?
スター・ウォーズのように持続するのか????

(02/1/1)


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