ハリー・ポッターと秘密の部屋

J.K.ローリング・静山社

さて、続編です。単体としては2作目のこちらの方が楽しめました。
やはり前作の「賢者の石」は7分の1としての序章として捕らえないと不利ですね。

今回は伏線が多く、読んでいて楽しかったです。
前作で私が冗長だと漏らしたダーズリー家の日々の動物園がこう繋がるとはね。
ジャスティンがイートン校を断ったのも、フィルチが生徒に厳しいのも、ちゃんと訳があったんですね。

更には、仲間だと思っていたハグリッドが怪しかったり、
トムがまさか最後の敵だったり、アーサー・ウィーズリー、ダンブルドア校長の窮地、と
キャラクターが大活躍でした。

新キャラクターではやはりギルデロイですね。
嫌いなタイプだけれど、最後にしぶしぶスリザリンの継承者を追跡させられるシーンは 笑っちゃいました。
あとは暴れ柳に突っ込んだ改造車に美味しい出番が待っているなんて。

最後の対決シーンもいよいよ剣と魔法のファンタジーになってきたし。

なるほど読めば読むほど惹き込まれそうです。
ハリー・ポッター侮れじ。
さっそく「アズカバンの囚人」に取りかからなければ。

(02/1/4)


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