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[核分裂エネルギーと死の灰]  核のごみはこう分類されています  いっしょに考えてほしいコト

核分裂エネルギーと死の灰

 原発では燃料棒の中に含まれるウランが核分裂する時に発生するエネルギーを利用しています。ウランは核分裂によって、別の2つの原子核に姿を変えます。

 核分裂にともなってできた原子核の多くは強い放射線を出す性質を持っています。放射線は人体を通り抜けて、細胞や遺伝子といった小さな世界でその機能を破壊する力をもっています。

 このことから、これらの放射性元素をまとめて「死の灰」と呼んでいます。広島や長崎に落とされた原子爆弾でも、まき散らされた死の灰によって多くの人々の生命・健康が奪われました。

 原爆は核燃料中の核分裂反応を一瞬に集中することで瞬時に膨大なエネルギーを放出するわけですが、原発の場合はこの核分裂反応をゆっくり持続的に行わせることで、瞬間的なエネルギーをセーブしながら長時間にわたってエネルギーを取り出し続けるのです。

 核分裂の結果として、死の灰を生みだすことになんら違いはありません。1基の原発が1年間に生みだす死の灰の量は広島原爆の300〜900発分にも相当します。


(原爆のしくみ)


ウラン235を高密度にし
核分裂の連鎖反応を拡大
核燃料の全体量は少ない

(原発のしくみ)


ウラン235を低密度にし
核分裂を一定に維持する
核燃料の全体量が多い

***

瞬時にすべての核分裂が起こり
短時間で膨大なエネルギーが放出される

***

一定の割合で核分裂が継続され
長時間に渡ってエネルギーを放出する

 原発によって核分裂エネルギーを利用するということは、同時に「死の灰」をつくり出すということでもあります。放射性廃棄物すなわち「核のごみ」とは、この死の灰そのものをはじめ、死の灰によって汚染された廃棄物のことです。


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