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【 いっしょに考えてほしいコト 】
原発を動かし続けるということは日々核のごみを生産していることでも あります。現在の予定では、日本は2040年までに広島原爆の120万発分に相当する死の灰をつくり出すことになっています。この計画は、処分できる見通 しもない中で始められ、現在までに生みだされた死の灰はすでに広島原爆の60万発分にのぼっています。これらを管理したり処分したりするのは本当に大変な ことです。
政府や電 力会社はまことしやかな処分計画を発表していますが、高レベル放射性廃棄物の地層処分など、あまりに現実離れしていて本当に実現するものかどうか疑問で す。しかも、多額の交付金を目玉にした処分地の公募に顕著なように、経済的に困窮しいる地域ほど核のごみ捨て場にされる可能性が高いといえます。みなさん はこの現実をどう思われますか。
原発はながらく「トイレ無きマンション」と批判されてきました。現在も本質的にその問題は解決されていません。 どうにかなるという甘い見込みで問題が広がることを放置するのではなく、何よりもまず、核のごみをこれ以上増やさないようにすること、すなわち原子力利用 からの撤退の道筋をきちんと立てて、その上で深刻な負の遺産をどのように分担し合うかを真剣に議論することが解決への一番の近道であると私たちは考えます。 |