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高レベル放射性廃棄物に関する基礎知識

 原発で使用される燃料は核分裂をおこすウランの割合が少なくなると「使用済み」として新しいものと取り替えられることになります。

 「使用済み核燃料」は莫大な「死の灰」をため込んでいます。このまま処分する計画の国では、高レベル放射性廃棄物といえばこの使用済み核燃料のことを指します。

再処理をしない国では
高レベル放射性廃棄物 = 使用済み核燃料

 日本では、使用済み核燃料から「再処理」によってプルトニウムを取り出す計画になっています。

 再処理の後で残った廃液 (死の灰の溶液)をガラスと混ぜて固めてステンレス製の容器に詰めます。こうしてできあがってものを「ガラス固化体」と呼び、日本では、このガラス固化体のことを指して高レベル放射性廃棄物といいます。

日本では
高レベル放射性廃棄物 = ガラス固化体

 子どもの背丈ほどのガラス固化体1本に含まれる「死の灰」は広島原爆30発分にも相当し、強烈な放射線を出しているため、そばに立っているだけで30秒以内に確実に命を落とすといわれています。このため、ガラス固化体を取り扱う作業はすべて機械による遠隔操作でしか行えません。


運搬には特別な容器と専用の車両を使います


日本原燃輸送(株)のHPから

 現在までに日本の原発が生みだした「死の灰」は広島原爆60万発分に相当し、ガラス固化体にすると約2万本分にあたります。しかし、実際にガラス固化体となったものは1400本足らずに過ぎず、多くは再処理される前の使用済み核燃料の状態で六ヶ所再処理施設や各地の原発サイトにある核燃料貯蔵プールなどに保管されています。
 これらの使用済み核燃料をすべて再処理すれば用途のないプルトニウムを大量に保有することになるため、国際的な非難は免れません。しかし、「特定放射性廃棄物の最終処分のための法律」では使用済み核燃料をそのまま処分することは想定されていません。


再処理施設の使用済燃料貯蔵プール
(文科省報道発表資料より)

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ガラス固化体に換算して19300本分の内訳
(2005年12月末現在)

ガラス固化体
1386本

固化前の溶液
1920本

再処理前
16100本


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