サイゴン=ホーチミン市

9.08.2000 〜 9.14.2000

サイゴン・・・。やっと足を運ぶことができた。一人で歩き回ったサイゴン市内は、じわじわと吹き出す汗のように、生活感そしてエネルギーが、街中から熱く伝わってくる。

 
 
働く人は愚痴を言わない。仕事が出来る喜びが伝わってくる。生きるには食べることが第一だ。料理は、その土地の風土や人間の感性・こころが、ダシとなっている。それがエッセンス?

 

 

ベトナムの料理は、繊細かつ穏やかで微妙な味である。押しつけがましさを感じさせない。上のラーメンのようなビーフンヌードルは、3度も同じ店に通い、食べた料理である。そこは屋台のような店である。

しかし毎回味が違うのである。多分、お天気で違うのだろう。初めて食べた日は少し涼しい日で、味は好みの薄味だった。熱い日は結構しょっぱいのである。3度目は、2度目と同じオーダーだったのに、釣り銭が多かった。3度も足を運んだので、顔を覚えてくれたのだと思う。

微笑みながら、「今夜、日本へ帰る。とても美味しかった。ありがとうと」と、つたない英語で伝えた。少し丸みを帯びた体型の女主人は、はにかんで笑顔を見せてくれた。食後のコーヒーも美味しかった。ありがとう・・・・。もう一度、声を胸に響かせた・・。

 

 

とにかく食べること・・・。生きること。仕事があること・・・・。まずそれが最初。戦争の傷跡を見ようとは思わなかった。今何をしているか?何を考えているのか?それが知りたかった。

このようなスナップを撮っていた夕方、どこかに置き忘れてしまった大切なことを、思い出させてくれた一人の少女と男の子に出会う・・・・・・・。

 

 

自転車とバイクが道路の両端に広がり、秩序のない隊列を作って行き交う。そんな道路の信号を渡るには、かなりコツがいる。信号が殆どあてにならないからだ。

良くぶつからないものだと思う・・・。が、所々で転がっているシーンに出会う。その周囲を半円を描き自転車バイクがすり抜けていく。これはカーレース並みである。大事故にはならないのだから、不思議である。

F1レーサーやモーターバイクのレーサーが、将来この国から現れるかもしれない。そう思った。

3日も滞在すると、そんな交通事情にすっかり慣れてしまい、平気になっていた。

 
09・21・2000

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