中学の時、通っていた塾で出来た友達(女)


その塾は割と厳しい塾で、クラス分けとかもシビアだった。
同じ中学から通っている子とは一緒のクラスになれなくて、(とても頭の良い子だったから)
授業中は知らない子ばかりの教室で、勉強してた。
それでも、同じようなレベルばかり集まっている教室だから、
類友の法則でそのうち仲の良くなった友達がいた。
後に彼女は私のそれこそ、人生を変えたのだ。

受験も終わり、その塾は卒業(というのかな)した春休み。
その塾で知り合った彼女と海へ出かけた。
海水浴の季節ではない。二人で海を眺めに行ったのだ。
3人のサーファーがいた。その日は波がさほど上がらず、そのサーファーたちはずっと水面に浮かんでいるだけだった。
ずっと私達はそれを眺めて1日を過ごした。
帰りの電車で私は言ってみた。
「私、サーフィンするべきだね。」
彼女も即答で
「私もするべきだわ。やろうよ。」
そのまま、新宿で途中下車し、サーフボードを買いに行き、あとはとりつかれたように波乗りの毎日が始まった。

サーフィンはとりあえず、28年間生きてきた今日の時点で、私の人格形成に一番影響を与えている。
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