このホテルの客はどうも、日本人が私だけのようだった。 一見、日本人に見える人もどこか垢抜けてない。 かばんに着いている名札がハングル文字だったりする。 朝ご飯のバイキングの部屋もどうも雰囲気が違った。 子供がやたらひらひらした服を着ている。 白人さんも6割強は占めている。 混雑は大変なもので、ひとつのテーブルを一人で占めることはできなかった。 中国か台湾か朝鮮か韓国かしらないけど、 そんな家族と相席になってしまう。 日本人よりはぜんぜん気が楽だ。 天気がよかった。 チェックアウトを済ませて、車に荷物を積んだ。 なぜか出口がふさがれていたので、パイロンの間を抜けて出るのに、 なんだか悪いことでもしてるような感じがした。 国道を南下した。 お昼少し前に引き返すつもりで行けるだけ南下するつもりだった。 レンタカー会社からもらったイラストマップを見ながら。 数人のお土産をまだ買えてなかったので、ショッピングセンターをまず目指した。 そのショッピングセンターから象の檻が見えた。 あまりいいお店がはいっているわけでもないし、 まだ時間が早くて人がいなさすぎなのも嫌だった。 雰囲気はアメリカのショッピングセンターそのもので、 なんだか、沖縄としての元気がないんだと感じた。 いいところなんだから、元気出せよ。 何も買わずに、さらに南下した。 そのイラストマップでは