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"In the Garth of Shidoh"
第2回 ゲスト:崎 義一
いよいよ本気の第2回です
 







 
 
 
 
 
 
Illustrated by OOYA,Kazumi, Copyright (C) 1999 託生「こんにちは、葉山託生です。このコーナーへのリクエストや質問のハガキを、どうもありがとう。さて、記念すべき初回のゲストは──」
ギイ「当然、オレだ」
託生「の、崎義一さんです。──なんか、この前の続きみたいで、ヤダなあ……」
ギイ「文句言うなよ」
託生「言いたくもなるだろ」
ギイ「しょうがないじゃん。リクエスト、オレがダントツ、だったんだろ?(ニヤリと笑う)」
託生「ホントに、どうしてギイなんかに……」
ギイ「オレがみんなに愛されてるから」
託生「はいはい。しょうがないから始めますか。(手元のハガキを覗き込み)ギイ、納豆食べられますか?」
ギイ「オレ、こう見えても四分の三、日本人なんだぜ。国籍はアメリカでも、オレの父親、まんま日本人だからな。しかも、関東出身。はっきり言って、オレ、託生より好き嫌いありません」
託生「そうだよね、ギイの場合、食べられれば、何でもいいんだもんね」
ギイ「失礼なヤツだなあ。仮にもオレはゲストなんだぞ、もちっとヨイショしろよ」
託生「あ、ゴメン。……えっと、次の質問行くね。ギイの使ってるコロンの銘柄は何ですか、って」
ギイ「教えてやんない」
託生「あのねえ……! 仮にもゲストなんだから、質問には誠心誠意答えてもらわないと──」
ギイ「せっかく託生がこの匂いを気に入ってるのに、うっかり教えたが為に、他のヤツがこれを使って、一瞬でも託生の気がそっちに向くの、オレは許せないからな」
託生「そ、そうですか。……?(赤面)」
ギイ「そうだよ。──なになに、託生君が浮気したら、ギイはどうするつもりですか、だって?」
託生「ぼくが浮気!?」
ギイ「へえ、考えたこともなかったな。……そうか、もし託生が浮気したら、どうするかなー。──おい、どうしてほしい?」
託生「見逃してほしい」
ギイ「却下。──なんだよその、妙にしんぴょー性のあるセリフは。さては託生、浮気するつもりがあるんだな」
託生「ないよ! あ、ねえねえギイ、寮での勉強時間と睡眠時間を教えて、だって」
ギイ「はぐらかしたな(笑)。勉強時間は、平均すると一時間強。専ら宿題、片付けてんだけど。睡眠時間は、オレ達人並みだよな。な、託生?」
託生「どうしてぼくに訊くんだよ」
ギイ「オレのことは、託生が一番よく知ってるもんな。(と、ウインク)」
託生「──だから、わざわざ招ばなくてもよかったのに……」
ギイ「コラ!」

(本文中の募集等は、雑誌掲載時のものです。現在、募集は行っておりません)


◆タクミくんへの Q&A

Q: 質問です。たしか、12月にはタクミくんと赤池さんの身長は同じとあったはずなんです。
 だけど、CD〈フェアウェル〉では、タクミくんが、173センチ、なのに赤池くんは177センチになっていましたよ。
 ついでに言うと、ギイとタクミくんとの差もおかしい。
 いったい、今現在、3人の身長差はどうなっているのでしょうか?
(山梨県・WAKKO)
A: CD〈フェアウェル〉に載ってたデータが3月現在のもので、一番新しいというか、2年生に進級して1年経ったら、あのふたりと、こんなに身長差ができてしまったというか……、
 ……悔しい。

Q: 託生くんは、毎日いくらぐらいおこづかいをもらっているんですか?
 おこづかいは何に使うことが多いですか?
 それから、もしも私が託生くんだったら(アハ、ホントにもしもですね)、洋服とかCDとか本とか、うーん、とにかく何でも気に入ったものがあったら絶対ギイに買ってもらっちゃったりするんじゃないかと思うんだけど、託生くんはどうですか?  託生くんは、これまでギイに欲しい物をねだった事はないんですか?
(大阪市・託生のファン)
A: ギイにねだるなんて、そんなオソロシイこと、ぼくにはできません。彼は“倍返し”という日本語を愛用してるんです。
 それから、えっと、月のおこづかいは6千円です。これって多いのかな、少ないのかな? わかんないけど、元々あまりお金を使うタイプではないので、不自由さは特に感じてません。
 主に、飲食関係で消えちゃいます。

Q: タクミくんにゼヒゼヒきいてほしいお願いがあります。
 タクミくんが幼稚園の時ぐらいの写真があったら(まさか、ないってこと、ないですよね)、見せて下さい。
 ヤダって言わないで、お願いします。
(群馬県・斎藤裕子)
A: ──って、何を期待しているんでしょうか(笑)。ナゾですが、お見せしましょう、またの機会に。

Q: タクミくんはホントにギイくんに愛されちゃってるんですね。すっごーく、うらやましい……。
 なーんて言っておいて、こんなことを聞くと、ちょっとギイくんには悪いかなって気もするんですけど、ズバリ、タクミくんの初恋っていつですか?
 どんな人……女の子ですよね、やっぱり……でしたか?
 ギイくんに怒られないように、こっそり教えて下さいね。
(西宮市・島一代)
A: 幼稚園の時、ずっと一緒の組だった、近所に住んでた(小学校に上がる年に、引っ越ししちゃったけど)女の子。
 すっごくしっかりしてて、優しい、お姉さんみたいな子でした。
 名前は、残念ながら覚えてません。

Q: 『祠堂の中庭で』開設おめでとうございます。もう嬉しくって、たまりませんっ。だって、私が今いちばん愛してる小説ですものっ。読んでるとこっちまで幸せになってくるところが最大の魅力ですね!!
 ところで、毎回ゲストをお呼びするとのことですけど、きっと一筋縄じゃいかないゲストばっかりになりそう。
 託生くん、大変でしょうが、頑張って下さいね。
(奈良市・深谷優海)
A: ありがとう。




Q: タクミくんのバイオリンが大好きです。タクミくん、バイオリンはいつもどこに置いてるの? どこで練習するの? 得意な曲は? 
(北九州市・坂本里絵)
A: 預かりものの高価なバイオリンなれど、残念ながら祠堂には個人用の金庫(!?)などというものはないので、机とベッドの隙間に、隠すように置いてます。練習する場所は、林の中とか屋上とか音楽室とか、その時の状況と気分でイロイロです。得意と胸を張れる曲は今のところありません。狙ってる曲は、あるケドね。

Q: ずーっと気になっていたのですが、なぜ託生くんと章三くんはこんなにツルんでいるのにいつまでたっても「赤池君」、「葉山」なんですか? 託生君は章三君が怖いんですか?
(行田市・YUKI)
A: 赤池くん、ですか? 怖いとかじゃなくて、その呼び名で落ち着いちゃってるというか、習慣になっちゃってるだけです。
 
 
イラストレーション/おおや和美
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