カンボジアですからもちろん地雷の被害にあってる人がたくさんいます。街のあちこちで見かけましたがセントラルマーケットは半端じゃなかった!アークロイ達(くわしくは・明るくたくましい男達・へ)の車でマーケットに乗り付け車を降りたとたん“どこにかくれとったんじゃー?!”と思うほど足のない人達が寄ってきました。片足のない人は松葉杖をつき、両足のない人は自家製スケボーのようなものに乗っています。みんな片手をこっちに向けてつらそうな顔をして「お金ちょうだい」と、言っています。(実はこの時のわたしは軽いショック状態だったようで、彼らが何語で何を言ったか全く覚えていません。ただ彼らの顔は強烈に脳裏に焼き付いています)彼らは何かを言いながらものすごく歩きにくそうに後ろからゾロゾロとついてきます。アークロイ達はちょっと寂しい顔をして、私達をガードするように両脇に立って歩いてくれていました。車からマーケットの入口までかなりあり、露店もいっぱい出ていてゆっくり見たいのに立ち止まるのにかなりの勇気がいります。ただ、姫がTシャツをほしがっていたのでTシャツだけは買わねば!と思いTシャツ屋さんに入りました。二人であーだこーだいいながら物色した時、誰かがわたしをひっぱります、しかもかなり低い位置で・・・“これは自家製スケボーの人だ!”とすぐに気がつきましたが振り返る勇気がありませんでした。かわいいTシャツを購入してマーケットの中へ、マーケット内は薄暗くてちょうどサイゴンの国営マーケットを大きくした感じでした。ありとあらゆる物が雑然と売られていて、ブラブラするのには最適。わたしはここでカンボジアで今一番売れてる女性歌手のカセットを購入しました。(帰国して聴くと、沢田研二の「時のすぎゆくままに」クメール語バージョンとかが入ってました。これはジュリー本人も知らないでしょうね)さて、帰ろう、となった時彼らの姿を思い出しました。“素通りは出来んよなぁ”とよみ1000リエルを左手に握り、いざ!外へ!いるいる。待ってたのねぇー・・・とりあえず車までダーッシュ!途中で一人また一人と脱落者が出て車の近くまでついて来たのはへ結局一人。アークロイはわたしが1000リエルを握っていたのを知っていたらしく"Now!"と言い、今じゃ!と思いってお金を渡すと・・・今までゆっくりしか歩けなかった脱落者達がウォーッとすごいスピードでこっちに来るのが目に入りました。“うそつきー!あんたたち今さっきまでおっかなびっくり歩きよったくせにー!”と、思いつつ車に乗り込みました。車に乗り込む寸前に1000リエルを手に入れたラッキーな人の方を見ると、スーパースマイルでわたしの方を見ながら大きく手を振っていました。アークロイはその後"Good luck for you."と言ってくれました。
〈一言アドバイス〉
慣れなきゃゆっくり買い物もできません。もう、開き直るしかないです。全員にお金をあげれる余裕がある人はみんなにあげるにこしたことはありませんが、そうでない人は開き直って挨拶でもしておけばいいと思います。