乱闘騒ぎだ! なんでわたしの周りってこんなんばっか?

 

今日でサイゴンともお別れ、3時間後には空港へ。という時にちょっとした乱闘騒ぎに巻き込まれちゃいました。本質的には乱闘騒ぎを見ると「血沸き肉踊る」タイプの人間なのですが、今回はなぜか?止めてしまいました。
事の発端はちょっとしたバイク同士の接触事故。KIETが運転するカヲリ姫の乗ったホンダが他のホンダと接触したらしくKIETと運転手とのバトルが勃発!(わたしとQUYはすでにQUY宅でくつろいでいた)「あのふたり遅いねー。」などと話しているとKIETが肩を押さえて転がり込むように帰宅、後ろから姫が涙目でやってきた。二人の血相がいつもと違うのでナニかが起こったことを感知し、事情を聞くとカクカクシカジカ。KIETは角材で殴られ肩がはずれている様子。“んー、肩がはずれてる人とか久々に見た・・・”と思っていた矢先「今はお兄ちゃん一人で対戦している!」と言う一言でQUYは逆上!外に飛び出して行きました。“大変!”と思いQUYのホンダの後ろに飛び乗ったわたし。QUYは「降りろ」とおこり、お母さんは「いっちゃだめー!」と(多分そう言った。越語なので分かりません)わたしを引っ張るけれどGO!と一路現場へ。
現場はとっぷり日も暮れた大通り。ホンダから降りたQUYは突然服の中からなたみたいな包丁を振りかざした。“おいおい、いつの間にそんなもん・・・”と思いつつ後ろからはがいじめにして包丁をうばいとる・・・ギャー!すっこぬけた!後ろに飛んだ!誰もいなければいいけど・・・誰もいなかった!!!ホッ。としている間にQUYはホンダの洪水の中に消えてしまった。「すみませーん。誰かホンダみてて下さーい。お願いしますー。」と英語でさけんで見たものの通じるはずがない。しかーし、QUYをこのままにしておく訳にはいかない。夕涼みをしてたおばちゃんたちは越語でガーガー話しかけるだけで役立たず。仕方ない!とホンダの洪水突破を試みた。QUYを発見!相手につかみかかる寸前!危機一髪でQUYをつかまえた。なんとか彼を元の場所まで連れ戻した。そこでお兄ちゃん(なぜか?上半身裸。下はパンツ一丁)と合流し包丁をかえす。QUYは気が収まらないらしく聞こえるはずのない道向かいの相手に大声でなにか言っている。(多分「お前らおぼえとけよ!」みたいな事を言っていたはず)さぁ、帰ろう!となった時QUYがあらぬ方向へ走り出した。“???どこ行ってんだ???あ!”QUYはどこからかこん棒を持ってきた!キレタ!「あんたいい加減にしときいよー!あきらめが悪いっちゃ!」とベタベタの博多弁で怒り狂ってしまいました。
家に帰るとKIETは肩をおさえたままベットに横たわり、姫は泣き続けていた。QUYは「最後の最後にこんな目に遭わせてごめん。」と泣き続け、お母さんはなんだか興奮気味。お父さんが帰宅してビールをついでくれました。わたしとお父さんは結構平常でいろいろ話をしていた時「息子達にはみんなテコンドウと空手を習わせている。ただし身を守るためであって戦うためではない。QUYもテコンドウと空手の黒帯だよ。」って・・・おぉーい!そんなら最初から刃物なんか持って行くなよー!(わたしがキレて大声を出したのはこの時でした。血も涙もないわたしは女の子らしくシクシク泣いている姫に向かって「もう泣きなさんな!*しゃーしい!」と、怒ってしまったのでした。帰国してこの事を話すとみんなから「そら、女の子やけん泣くの当たり前やろ。ショックくさ。みんながみんなお前と違うんぞ」と怒られてしまいました。そうなんです!女の子は泣く動物なんです。泣いて心の洗濯をして美しくになっていくんです。反省しました)

*しゃーしい:博多弁でうるさい、うざったいの意