3月20日から阪神三宮駅に東口 神戸地区労25年の要求がついに実現

 阪神三宮駅に東改札口が新設され、3月20日から供用開始となりました。神戸地区労25年の要求です。
 神戸地区労は1987年の定期大会で、組合員に直接見える活動をと3つの方針を掲げました。@「パート110番による相談活動とユニオンの組織化」、A公立中学校の丸刈り強制反対、B阪神三宮駅の東口設置運動で、25年かかってすべてが実現することになりました。

 阪神三宮駅は地下駅ですが、改札口が西側にしかありませんでした。そのため、ラッシュ時には階段付近やホームで大混雑となりますし、防災上からも大きな問題を抱えていました。
 ロンドン地下鉄の火災事故や、梅田地下街の火災事故など、改札口が1つでは万一のとき大惨事になりかねません。阪神三宮駅でも1975年に空調機設備にタバコの吸い殻を投げ込まれ、改札口から地下街にかけて煙につつまれるという事故がありました。
 神戸地区労が中央区の要求に「阪神三宮駅に東口の設置」の要求を出したのが1985年で、翌86年から対市要求として取り組みを始めました。地元自治会や商店街からの要望もあり、神戸市は1988年に調査費を計上し、実現に向けた検討が始まりました。
 神戸地区労は89年6月に地元自治会・商店街・労働団体・企業などに呼びかけ、「阪神三宮駅に東口の設置をすすめる会」を結成しました。
 そして、2007年から阪神電鉄・神戸高速鉄道が国・兵庫県そして神戸市の補助を受けて三宮駅の大規模改良工事に着手し、3月20日から供用開始となりました。

 

 

<記録>阪神三宮駅に東口の設置をすすめる会の活動

 

神戸新聞1989年6月24日 「阪神三宮駅に東口の設置をすすめる会」結成

 

地区労ビラ 「火曜日、車イスはそごう前歩道橋渡れない」

 

地区労ビラ 『阪神三宮駅』は東口が必要です。

 

リーフレット 「阪神三宮駅に東口の設置をすすめる会」 

 

 

 


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