産興運輸労働組合 |
組合訪問 No.18 |
2000年8月31日号 |
緊張感ある交渉で一時金解決 |
8月23日、ポートアイランドにある産興運輸労組を訪問した。地区労からは、前田・芝・山口・梶原・黒崎・塚原が訪ね、産興労組からは、柚木脇委員長はじめ、中川・徳永・北條・田中・平岡の各氏が快く受け入れてくれた。 |
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★ 普段の仕事は? |
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主な仕事は、海上コンテナーの陸上輸送と小分け荷物を運ぶ陸上トラック輸送です。広島方面や名古屋方面へ運んでいます。 |
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★ 仕事時間は? |
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定時は朝の8時から夕方4時半まで。残業は早出出勤が多く、朝の3時頃からの仕事もあります。遠距離の仕事では、トラックの中で睡眠。コンテナー輸送はあまり高速道路を使用せず、地道を走ります。 |
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★ 土曜休日は取れてます? |
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土曜日の休みは月2回。年間の総労働時間は、2300時間ぐらいで、年休は取りやすくなりましたが、消化率は50%を切る状況です。 |
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★ 労働条件で気になることは? |
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アンケートを取ると残業は月50〜60時間くらいある方が良いという結果が出たことがあります。(現在の平均残業時間は月43時間)理由は、残業手当が生活給になってしまったからです。98年9月から基本給が10%カットされ、なんとか元に戻したいと交渉をしています。時給の下がった分は、残業手当に頼る面があり、やはり賃金カットされる前に戻すことが大切だと考えています。 |
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★ 一時金では? |
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今回の一時金交渉では、地区労から入ってもらうこと、労金貸し付けで一時金仮払いをすることも決意して交渉に臨みました。結果、緊張感ある交渉と組合側が提示した業績を上げる取り組みの成果もあり、良い結果が出たと思っています。 |
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★ 委員長の思いは? |
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今までは組合を担う若手の組合員がボウリング大会やメーデーには参加していたのですが、9月8日の青年交流会を機に地区労の仲間ともっと接してくれたらと思っています。 |
【 教宣部 梶原学 】 |
組合訪問 No.3 |
1999年2月18日号 |
週40時間労働が大きな課題 |
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3回目の組合訪問は、産興運輸労組。ポートアイランドの広大な敷地にある職場を訪問して、柚木脇委員長に話を聞いた。 |
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★まず、職場の(仕事)紹介を。 |
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海上コンテナと雑貨の輸送が主な業務。本社はポーアイで大阪南港に営業所があります。組合員の仕事は、1人は事務所で配車をし、あとはトレーラーとトラックに乗務しています。 |
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★不況が長引くなか、仕事を取り巻く環境や労働条件はどうなっていますか。 |
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業界を取リ巻く環境は、震災の後遺症、規制緩和での車の増加、不況で仕事が減り、過当なダンピング競争などもあって、運賃が下がっている現状にあります。賃下げ、リストラで昨年の9月から基本給の10%カット。年末一時金では前年実績の50%ダウンとなるなど厳しい状況です。 |
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★99春闘もスタートしました。賃上げ要求や交渉の課題など聞かせてください。 |
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賃上げ要求は、地区春闘の統一要求の1万5千円。その他の要求で、時間外を増やし可処分所得を増やしたい。また、97年4月から週40時間制になりましたが、産興運輸は2年間変形労働時間制をとっていました。しかし、この3月で2年間の猶予期間が終わるので所定内労働時間をどう変更するかが課題です。そのための行動として、2月21日に労働基準監督署で確認をとることにしています。 |
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★最後に地区労に期待するものなどあれば。 |
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産業別組織に加盟していないため、日常的には地区労の活動そのもの。外部との交流もほとんど地区労運動中心で、幅広い行事や学習会、またニュースでの紙面交流をたくさんして学びたいと考えています。 |
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★ありがとうございました。不況・リストラ・賃下げ攻撃を跳ね返して、ともに地区春闘を精一杯闘いましょう。 |
【教宣部S】 |