日本郵政公社労働組合兵庫センター分会


 

組合訪問 No.42

2004年6月20日号

全逓兵庫センター分会

組合員減少でも地域運動大切に 

 地区労は、5月27日、全逓神戸中央支部兵庫センター分会を訪問し、交流を行った。支部から古葉副支部長、高橋書記長、谷川・小谷・上村執行委員、分会から植田分会長や芝前支部長をはじめ大阪へ配転になった元執行部も加わり、地区労から出席した8人と交流を深めた。

 

★支部の構成について

 

 中央郵便局、兵庫郵便局、北郵便局の普通局3局と3区にある特定局の組合員で組織。今年2月から貯金支部を受け継ぐ兵庫センター分会が加わって組合員は678人、うち分会は56人。来年9月で残務整理職場がなくなり、最終的には23人となります。

 

★仕事の内容は 

 

 兵庫センター職場は、郵便局(郵便貯金)の業務支援や事故対応、情報の収集や各種相談活動など。経過措置(残務処理)職場は貯金の各種証拠書の整理・保存事務ですが、これから郵便局の窓口にある端末機が順次新システムに更新されていくため、徐々に仕事が減っていく事になります。

 

★分会の状況

 

 それぞれの職場から支部執行委員と分会長などの分会役員・世話役を選出して日常活動を進めています。昨年までは神戸貯金支部としての日刊紙を発行してきましたが、今は週2回定期発行しています。準組合員も9人おり、職場会議で要求や実態把握を集約し、交渉や安全衛生委員会での要求解決に取り組んでいます。また、各種共済活動にも力を入れています。

 

★地区労への要望

 

 組合員も減少し、独自の運動も難しくなってきたが、地区労とのかかわりを大切にして、地域の運動にがんばっていきたいと思います。


 

 神戸では非常勤職員を組織化、大阪貯金では未組織などの違いで苦労も多いようです。同じ労働者として連帯する地区労運動の大切さを大阪貯金事務センターへ配属された3人から新たに教えてもらいました。

【 副議長 小倉覚 】  


組合訪問 No.30

2002年4月15日号

全逓神戸貯金支部

迫る職場廃止の不安 

 3月11日、前田議長ほか7人が全逓神戸貯金支部を訪問した。芝支部長はじめ岡副支部長、小谷書記長、来住、中村、菅、谷川、衣笠の各執行委員に迎えていただき、会議室での意見交換、組合事務所見学など内容の濃い交流となった。

 

★支部と仕事の紹介を。

 

 昨年、第52回定期支部大会を迎えた全逓神戸貯金支部の現在組合員数は170人余で執行部員部は11人です。近畿には神戸・大阪・京都の3つの事務センターがあり、全国では28カ所あります。郵便局の仕事は大きく分けて郵便、保険、貯金の3つですが、貯金事務センターは郵便局の貯金窓口で受け付けた貯金関係の証拠書類の事務処理を一手に引き受けています。また、郵便局からの貯金に関する様々な問い合わせにも応対しています。

 

★組合としての課題は?

 

 何と言ってもいま最大の課題は「2004年1月の事務センター統廃合」です。今日までの行革方針によって全国28の事務センターを11にまで縮小し、職場の廃止、人員の配置換え、整理などが行われます。近畿では大阪貯金事務センターがそのまま残り、神戸と京都は廃止されます。このため、組合員は「大阪貯金に行くか、郵便局に行くか、退職するか」が迫られています。すでに初年度の減員が昨年3月31日に実施され、今年も26人の減員が実施されます。2004年1月まで毎年度実施される予定で、「組合員の職場と雇用の確保」が現在最も重要な取り組みです。
 職場の特徴として事務センターは女性職員が多く、既婚者の組合員などは家事育児などの関係で遠方への配置換えに対応できないといった側面があります。組合員一人ひとりが転勤先の新しい職場で元気に働き続けられるように、要求集約と交渉を行っており、それらを勝ち取るための組織の強化・拡大にも力を入れています。

 

★組合活動の特徴は?

 

 月曜から金曜まで毎日発行している日刊紙「全逓神貯」ニュースでしょうか。B5またはB4の両面刷りです。今回の訪問日発行の通番がNo.6731という長い歴史のある支部の機関誌です。岡教宣部長を中心に作成・発行しており、毎日仕事が終わってから取りかかっています。職場統廃合により、この日刊紙に区切りをつけなければならないのが残念です。

【 教宣部  山口達敏 】    


組合訪問 No.8

1999年7月22日号

全逓信労働組合神戸貯金支部

「職場の廃止」が最大の課題

 今回は,全逓神戸貯金支部(神戸貯金事務センター)を訪問。郵政の中で郵便貯金関係の事務を行う職場。JR神戸駅南東(神戸中央郵便局の西隣)にある職場を訪問し、平山節子副支部長に話を聞きました。 

 

★ 職場の紹介をしてください。

 

  郵便貯金の後方事務処理センターで、兵庫県下の郵便局の窓口で扱った様々な証拠書類を受入れ、貯金原簿の管理などをしています。「相談センター」を除いて、直接お客さんと出会うことがないので、一般の方には余り知られていません。

 

★ 組合員の構成などについてお聞かせください。

 

  職員数は、290人余りで全逓の組合員は203人。半数以上が女性です。その他、非常勤職員(パート)が100人近くいます。

 

★ 日常的活動や取り組みは?

 

 当局側との交渉は,2ヶ月に1回の三六協定(時間外労働協約の締結)をはじめ、組合側の要求提出による交渉などがあります。日常的には職場の問題などを話し合う窓口交渉(組合側2人,当局2人)で解決をはかるよう取り組んでいます。
 支部の機関紙「全逓神貯」は、毎日発行し、現在、6000号を越えています。組合員の声や交渉経過などを掲載しながら、教宣活動を続けています。伝統ある“手書き”の日刊紙ですよ。

 

★ 支部の課題は何ですか?

 

 この3月末に、郵政省から職場廃止の提案を受けました。全国28ヵ所ある貯金事務センターを郵政局ごとに1ヶ所に統廃合(計11ヶ所)するものです。 近畿には京・阪・神の3貯金がありますが、神戸と京都を廃止して、大阪へ統合する計画です。実施は、2004年(H16)1月。雇用確保と称して、郵便局への転出など条件整備の交渉が本部・本省間ですすめられています。しかし、永年事務センターで働きつづけてきた組合員が、郵便局へ出て仕事を続けるには余りにも厳しいものがあります。
 支部として「イヤイヤ配転」「泣き泣き退職」を出さないための取り組みが最大の課題です。

 

★ 地区労への期待・要望などありますか?

 

 全逓総体が大きいために、運動が内にこもってしまう。いろんな組合が集まる神戸地区労だからいろんな職場の人と交流したい。郵政の常識ではなく、労働者の常識でものを考えていくために。

【 聞き手 事務局   塚原久雄 】 

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