国鉄労働組合兵庫保線分会


組合訪問 No.12

2000年1月31日号

「安全・要員確保」の闘いに全力

 1月22日、国労神戸保線班の班総会・旗開きに柚木脇文体部長、芝教宣部長が参加。会社の差別・選別攻撃に抗して闘う国労保線班の仲間の生の声を聞いた。職場では少数派になったとは言え、働く者の尊厳を回復する闘いに頑固なまでの「労働者魂」を学んだ。 

 

★神戸保線区の職員数は?

 

80人です。

 

★職場の範囲は?

 

  西は塩屋から東は立花まで、30kmです。しかし、その区間は4線あるので仕事の範囲はのべ120kmになっています。

 

★総会で次年度の課題は?

 

  一つは、2000年4月から新昇進・賃金制度がの導入問題です。これは成果主義賃金(能力給)=「仕事給」で、現場長の査定で「進級・昇進」と賃金が決まる制度です。評価は現場長がしますが、評価項目の開示もまだ明らかにされていません。
 二つ目には、合理化問題です。JR西日本は5年間で社員の13.6%、5800人を削減する計画を発表しています。その根拠として、経済の低成長・価格破壊が進行、飛行機と新幹線の競争激化などをあげており、その上約7500人の過剰人員があるとしています。
 人員削減として、線路の保守用車をつかってのマルタイ業務(レールの調整など)の外注化です。また、1月からは関連会社・西日本保線機構への出向が始まりました。
 組合は安心して働ける職場をめざし、「安全確保」「要員確保」の闘いを全力で取り組んでいきます。

 

★闘いの中心は?

 

  国鉄闘争勝利、新昇進・賃金制度導入反対、6000人要員合理化反対、マルタイ業務外注化反対です。

 

★日常の組合活動と具体的な取り組みは?

 

  職場が離れているのと変形勤務で集会が開けないのが悩みですが、昼休みに役員が職場まわりをしています。保線区班では、「班ニュースの月2回発行」「職場アンケート」「新賃金制度の学習会」「班旅行」などを取り組みます。

【 文体部長  柚木脇政治

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