加美乃素労働組合神戸支部


 

組合訪問 No.28

2001年11月20日号

業績再生プログラムに期待 

 11月16日、地区労事務所で加美乃素労働組合(神戸支部)の福丸委員長、小川副委員長、都井書記長、平山執行委員に来て頂き、職場や組合活動などに関する取材交流を行った。地区労からは、戸崎常任委員、細川教宣部員、黒崎事務局長、塚原事務局次長が出席。

 

★組合と職場を紹介して下さい。

 

 1973年10月に組合員数192人で組合を結成。同時に総評化学同盟加入、78年に総評化学一般へ。途中約18年新規採用もなく、組合員数も減少し、現在は神戸支部27人、東京支部9人の36人です(平均45.7歳)。
 工場は神戸のみで、他に営業所が東京と高松にあります。従業員は約150人(うちパート約20人)、研究職などの専門職が多く、組織化が難しくなっています。この2〜3年は毎年約20人採用されていますが、退職者も毎年15〜16人あり、組合員数が増えない状況です。
 過去は同業者も少なかったのですが、医療・大手化粧品会社が参入し、自社のヒット商品が出ないことなどもあって業績は良いとは言えません。
 会社は2年前から4ヵ年計画で『再生プログラム』(自社製品だけでなく、研究技術を売るなど)に取り組んでいます。
 そうした中で、99春闘では妥結していた年間一時金が、夏になって「ゼロ」になってしまいました。これに対して、化学関連協が組合事務所で緊急幹事会を開き、それが会社にとってプレッシャーになったのか、0.5月程度ですが支給されるようになっています。また、今年は2年ぶりに賃上げもさせることができました。

 

★組合活動は?

 

 現状では満足していませんが、組合員の平均年齢もあがり、家庭持ちでレクリエーション等ほとんど行なっていません。教宣も過去は月刊紙を出していましたが、現在は交渉時のニュースぐらい。花見の頃には、弁当券・ビール券を各組合員に配布して生田川で懇親をはかっています。
 組合員の高齢化の中で、次を担う若手の育成が課題になっています。

 

★地区労への期待・要望は?

 

 引き続き、地域に密着した情報提供に期待しています。

【 教宣部 ・ 細川隆 】   

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